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*【はつゆき】
*&ruby(はつゆき){【はつゆき】}; [#mf313657]
JS Hatsuyuki(DD-122).~
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いわゆる八八艦隊構想における汎用護衛艦として設計されたタイプで、昭和五十二〜五十七年度計画により計12隻が建造された。~
1980年代に建造された、[[海上自衛隊]]の[[汎用護衛艦>護衛艦]]。~
同型艦に「しらゆき」「みねゆき」「さわゆき」「はまゆき」「いそゆき」「はるゆき」「やまゆき」「まつゆき」「せとゆき」「あさゆき」「しまゆき」の11隻がある。~
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海上自衛隊では初めてオール・ガスタービン推進艦([[COGOG]]方式)で、対空、対地、対水上にバランスのとれた兵装を備えているのが特徴。~
搭載ヘリコプターは当初はHSS-2Bだったが、現在全艦SH-60Jに変更されている。~
本艦型は、それまで護衛艦隊で運用されてきたDDK(対潜護衛艦)とDDA(対空護衛艦)とを統合した艦として計画・設計されたもので、対潜・対艦・対空とあらゆる任務に対応できる兵装が搭載されている。~
また、後部甲板には[[飛行甲板]]と[[ヘリコプター]]格納庫を備え、[[HSS-2>SH-3]][[対潜ヘリコプター]]1機を搭載することができる。~
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なお、フォークランド紛争での戦訓より『はるゆき』(7番艦)までは上構がアルミ合金だったものを『やまゆき』(9番艦)からは抗堪性向上のために鋼に変更。~
それに伴い、重心点上昇を抑えるためバラストも搭載されたため、基準排水量で100トン増加している。~
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|基準排水量|2950t(やまゆき以降:3050t)|
|全長|130m|
|全幅|13.6m|
|喫水|4.1m(みねゆき〜はるゆき:4.2m やまゆき以降:4.4m)|
|主機|[[ガスタービン]]4基:[[COGOG]] 2軸|
|出力|45000ps|
|速力|30ノット|
|兵装|62口径76mm速射砲 1基|
||20mm[[CIWS]] 2基|
||[[ハープーン>AGM-84]]4連装発射筒 2基|
||[[シー・スパロー>RIM-7]]8連装発射機 1基|
||[[アスロック>RUR-5]]SUM8連装発射機 1基|
||3連装魚雷発射管 2基|
|搭載航空機|[[SH-60J>UH-60]]哨戒ヘリコプター 1機|
|乗員|200名|
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DD122 はつゆき 昭和52年度計画 住重浦賀 昭和57年3月23日就工~
DD123 しらゆき 昭和53年度計画 日立舞鶴 昭和58年2月8日就工~
DD124 みねゆき 昭和54年度計画 三菱長崎 昭和59年1月26日就工~
DD125 さわゆき 昭和54年度計画 石播東京 昭和59年2月15日就工~
DD126 はまゆき 昭和54年度計画 三井玉野 昭和58年11月18日就工~
DD127 いそゆき 昭和55年度計画 石播東京 昭和60年1月23日就工~
DD128 はるゆき 昭和55年度計画 住重浦賀 昭和60年3月14日就工~
DD129 やまゆき 昭和56年度計画 日立舞鶴 昭和60年12月3日就工~
DD130 まつゆき 昭和56年度計画 石播東京 昭和61年3月19日就工~
DD131 せとゆき 昭和57年度計画 三井玉野 昭和61年12月11日就工~
DD132 あさゆき 昭和57年度計画 住重浦賀 昭和62年2月20日就工~
DD133 しまゆき 昭和57年度計画 三菱長崎 昭和62年2月17日就工~
なお、8番艦「やまゆき」以降の艦は、船体の素材を[[アルミニウム]]合金から[[スチール>鉄]]に変更しており、このため[[排水量]]が若干増えている((これは1982年の[[フォークランド紛争]]の[[戦訓>バトルプルーフ]]を取り入れたものである。))。


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