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【TOS-1】 †
ソ連/ロシアが1990年代に開発した自走ロケット砲。愛称は「ブラチーノ」。
ソ連/ロシアでは「重火焔放射システム」と呼ばれる。
車体には中古のT-72戦車から砲塔を撤去したものを利用し、上部に220mmロケット弾発射機(初期型の24連装と後期型の30連装の2つがある)と2名用の小型砲塔を装備している。
T-72をベースにしているためNBC防護装置も搭載されている。
ロケット弾は燃料気化弾頭を使用し、射程距離は500m〜3,500m、正面幅数十メートル、縦深数百メートルの範囲を完全に面制圧することが可能である。
2004年までに24両が改修され、チェチェン紛争でも投入されている。
スペックデータ †
乗員:2名
全長:9.53m
全高:2.226m
全幅:3.59m
戦闘重量:46t
エンジン:12気筒ディーゼルエンジン(出力840hp)
最大速度:60km/h(路上)
懸架・駆動:トーションバー方式
航続距離:550km
兵装:24連装または30連装220mmロケット弾発射機×1基(弾数24発/30発)