【パルスドップラーレーダー】(ぱるすどっぷらーれーだー)

レーダーの一種で、ドップラー効果を用いて物体との相対速度を推定できるもの。
この機能は、主として下方の物体を識別する(ルックダウン)際に必要とされる。

レーダー波の分解能は可視光線の10万分の1以下であり、物体の輪郭を細かく識別する事ができない。
このため、地面や水面を走査した場合、そこに何があるかを見分ける事は事実上不可能である。

ルックダウンに際しては、相対速度が自機の速度とほぼ等しい(静止している)信号を無視する。
これにより、地面・水面・建造物などを除外し、車両や航空機など動く物体だけを検出する事ができる。
ただし、相対速度だけを基準として検出するため、ホバリングビーム機動を行っている飛翔体を見逃す場合がある。

関連:ドップラーレーダー パルスレーダー シュートダウン


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