Last-modified: 2021-05-28 (金) 03:00:39 (148d)

【S-37】(えすさんなな)

S-37(Su-47)Berkut(ベールクト)(露【БΕРКУТ】(ビェールクト)*1*2.

スホーイ設計局が自社開発した前進翼概念実証機
同じ前進翼実験機X-29に影響され、開発されたものと思われる。
NATOコードでは「ファーキン*3」と呼ばれる。

元々はアドミラル・クズネツォフ級航空母艦に搭載する艦上戦闘機として計画されていた「Su-27KM*4」を原型とする。
Su-27KMは前進翼機であり、アドミラル・クズネツォフ型に合わせて主翼が折り畳めるように設計されていた。
エンジンは二次元推力偏向ノズル付きのRD-79Mを搭載する予定だった。
しかし、1989年に開発中止となった。

その後、MFI計画?で提案された「S-32」のデモンストレーター機として設計変更し、開発が再開。1997年9月に初飛行した。
なお、2000年に正式名称はSu-47に改名された。

機銃、兵装を収納するウェポンベイを持つが、空対空ミサイル等の運用能力までは持っていない。
機体のサイズは、戦闘機としては最も大型の部類に入るSu-27よりさらに一回り大きい。

当初はウェポンベイや機体デザインなどの特徴からステルス戦闘機ではないかとされたが、その後の分析などから先に挙げた特徴とステルス性は無関係であるとされている。
エアショーなどでは幾度も登場しているが、Su-47に関しては実験機なので採用の動きは見られない。

また名称がSu-37に近似しているが、全く別物の機体である。
技術実証機としての本機の成果は第4++世代ジェット戦闘機であるSu-35や第5世代ジェット戦闘機であるSu-57の開発に役立てられた。

余談として、S-37登場時にテレビアニメ「マクロス7」に登場する可変戦闘機「VF-19 エクスカリバー」と外見が似ているとして*5ファンの間で話題となった。

関連:X-29 S-32?

http://www.testpilot.ru/russia/sukhoi/s/37/images/s37-1.jpg

http://www.robotechresearch.com/rpg/vehicles/ebsis/sukhoi_s_37/sukhoi_s_37.html

スペックデータ

乗員パイロット1名
全長22.60m
全高6.40m
全幅16.70m
主翼面積56.0
重量
(空虚/運用)
24,000kg/25,670kg
最大離陸重量34,000kg
エンジンソロヴィヨーフ D-30F6 ターボファン推力15,600kgf(A/B使用時))×2基
AL-37FU?×2基に換装予定)
最高速度2,500km/h
航続距離3,300km
実用上昇限度18,000m
上昇率233m/s
武装GSh-301 30mm機関砲×1門
兵装
AAMR-77M
R-74M
KS-172
AGMKh-29T
爆弾類KAB-500

*1 ロシア語でイヌワシの意。
*2 ビェールクト・ベルクトとも。カタカナ表記でベルクートとされることが多々あるがこれは誤り。
*3 Firkin:ジャムなどを入れる小瓶。
*4 Su-27K(Su-33)とは無関係。
*5 同じ双発前進翼機であることを始め、デザイン上の共通点がモチーフとなったX-29より多く存在する事から。

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