Last-modified: 2017-04-03 (月) 01:28:21 (2251d)
【FL-3000N】 †
中国の中国航空航天科技集団公司(CASC)が開発した、国産の近接防空ミサイル。
中国海軍では海紅旗10(HHQ-10)、輸出向けには「飛豹」と呼ばれる。
紅旗7(HQ-7)個艦防空ミサイル(PDMS)と730型CIWSを補完することを目的に開発された。
開発に当たってはアメリカ海軍のRIM-116短距離艦対空ミサイルをモデルにしている。
発射機は4連装、8連装、12連装、24連装の4つで艦艇の大きさに合わせて選択できるほか、モジュール式のため簡単に搭載することが可能である。
誘導方式は無線誘導?+パッシブレーダー誘導+赤外線誘導の複合式で撃ちっ放し能力を持つ。最大射程は9,000m。
ミサイルは本体前部には安定翼2枚、後端には制御翼4枚が装着されており、RAMとは形状が異なる。
3秒未満の間隔での速射および発射後ロックオン(LOAL)が可能とされているが、現時点ではRAMの様に回転弾体方式を採用しているかどうかは不明である。
中国海軍では、970型試験艦「華羅庚」での試験を経て、001型航空母艦「遼寧」のほか、2013年に就役した056型コルベットに搭載されている。
関連:RIM-116
スペックデータ †
種別 | 近接防空ミサイル |
設計 | 中国航天科技集団公司(CASC*1) |
全長 | 2m |
直径 | 0.12m |
射程 (高速目標/低速目標) | 9km/6km |
誘導方式 | 無線誘導?+パッシブレーダー誘導+赤外線誘導 |