Last-modified: 2021-10-31 (日) 22:51:13 (506d)
【AK-100シリーズ】 †
AK-47やAK-74の後継として開発された、AKシリーズの最新型小銃。
ロシア軍用のAN-94?とは違い、主に輸出用に開発された。
以前までのAKシリーズは木製部分が多かったが、AK-100シリーズでは木製の伝統を無くし、殆どの部分をプラスチックに変更した。
更に一部のタイプでは(AK-101・AK-102・AK-108)西側口径である5.56mm×45NATO弾を使用する事ができ、他もリコイル軽減機構(AK-107・AK-108)や3点バースト(AK-107)が追加されているものもあり、冷戦時代では考えられなかった西側と東側の合体がなされている。
AK-100シリーズは輸出型として開発されたため、多くのオプションパーツを付ける事が出来る。
しかし、西側と違いパーツの開発が遅れている為、種類が少なく装着出来るものが限定される。
関連:AK-47、AKM、AK-74、AN-94? AK-12?
性能諸元 †
タイプ | AK-101 | AK-102 | AK-103 | AK-104 |
口径 | 5.56mm | 7.62mm | ||
全長 | 943mm (銃床展開) 700mm (銃床折り畳み) | 824mm (銃床展開) 586mm (銃床折り畳み) | 943mm (銃床展開) 700mm (銃床折り畳み) | 824mm (銃床展開) 586mm (銃床折り畳み) |
銃身長 | 415mm | 314mm | 415mm | 314mm |
重量 | 3,400g (弾倉除く) | 3,000g (弾倉除く) | 3,400g (弾倉除く) | 3,000g (弾倉除く) |
作動方式 | ガス圧作動、ロータリーボルト | |||
使用弾薬 | 5.56×45mm | 7.62×39mm | ||
装弾数 | 30発 (箱型弾倉) | |||
発射速度 | 650発/分 | 600発/分 | ||
銃口初速 | 910m/秒 | 850m/秒 | 735m/秒 | 670m/秒 |
有効射程 | 500m | 300m(至近距離) 500m |
タイプ | AK-105 | AK-107 | AK-108 |
口径 | 5.45mm | 5.56mm | |
全長 | 824mm (銃床展開) 586mm (銃床折り畳み) | 943mm (銃床展開) 700mm (銃床折り畳み) | |
銃身長 | 314mm | 415mm | |
重量 | 3,000g (弾倉除く) | 3,800g (弾倉除く) | |
作動方式 | ガス圧作動、ロータリーボルト | ガス圧作動、ロータリーボルト BARSシステム | |
使用弾薬 | 5.45×39mm | 5.56×45mm NATO弾 | |
装弾数 | 30発 (箱型弾倉) | 30発マガジン 60発マガジン(AK-74?互換) | |
発射速度 | 600発/分 | 850発/分 | 900発/分 |
銃口初速 | 840m/秒 | 900m/秒 | 910m/秒 |
有効射程 | 500m |
AK100系の主な種類 †
- AK-101:
西側の弾薬と同じ5.56mm×45弾にした輸出向けモデル。
- AK-102:
AK-100のカービンモデル。
弾も西側の弾薬と同じ5.56mm×45弾を使用する。
- AK-103:
AK-100シリーズの一つ、詳しくはAK-103を参照。
- AK-104:
AK-103のカービンモデル。構造はAKS-74Uと似ている。
- AK-105:
AK-74Mのカービンモデル。
- AK-107:
AK-100シリーズの一つ。詳しくはAK-107を参照。
- AK-108:
西側の弾薬と同じ5.56mm×45弾にした型だが、AK-102/AK-103と違いガスバイパスの形状が変わっている。
- AK-109:
AK-100シリーズの最新型モデル。口径7.62×39mmだが詳しい事は不明。
- イズマッシュ・サイガM3 EXP-01:
口径7.62×39mm。Izhmash社が民間用に販売している、AK-103のセミオートモデル。