Last-modified: 2023-07-18 (火) 18:29:32 (284d)

【AK-103】(えーけーひゃくさん)

ロシアのイジェマッシ?社が開発した輸出用AK100シリーズの1つ。
ロシア軍が現在使用しているAK-74Mを基礎に使用弾薬をAK-47AKMと同じ口径である7.62mm×39弾に変えた型である。
外見はAK-74Mと変わらなくストック部分を折り畳む事もできるが、他に固定ストック型も存在する。
なお、スコープやドットサイト等を装着時の場合では折畳む事が出来ない(無装着の場合ストックにはサイドマウントプレート用の窪みがある為、折畳む事が出来る)。

現在はロシア警察特殊部隊(OMON)での使用が確認されている他にも、南米のベネズエラや中東のリビア、インドやエチオピアで運用されている。

AK103.jpg

Photo:IZHMASH

関連:AK100シリーズ

スペックデータ

全長943mm(ストック展開時)
700mm(ストック折りたたみ時)
銃身長415mm
重量3.4kg(マガジン除く)
弾丸7.62x39弾
作動方式ガス圧作動方式、回転ボルト
発射速度600発/分
銃口初速735m/s
有効射程500m
装填方式30発入りマガジン
照準リアのノッチとフロントに半円柱の柱


AK-103系の主な種類

  • AK-103(GARUコード:6P45):
    基本型。折畳みが可能になっている。

    • AK-103-1:
      簡略化されたトリガーを備えたセミオート型。法執行機関及び治安機関向け。

    • AK-103-2(GARUコード:6P45 SB-02):
      特殊なトリガーを備えた型。3点バーストが追加されている。
      3点バースト射撃中にトリガーから指を離す(トリガーを引く時間を調整する)ことでセミオート、2点バーストに調整できる。

    • AK-103-3:
      ロシア陸軍の将来歩兵システム「ラトニク(Ратник:戦士)」計画に提出された近代化モデル。
      サイドレールだけではなくピカティニー・レールを上下と左右に備え、銃床は折り畳めるだけのものから、長さが調整できるものに変更されている。

    • AK-103N2:
      1PN58暗視スコープのマウントを持つモデル。

    • AK-103N3:
      1PN51暗視スコープのマウントを持つモデル。

    • AK-203:
      AK-103の最新型で近代化キットを組み込んだ状態で生産されたモデル。
      AR-15タイプの伸縮折りたたみが可能の銃床と、より人間工学に対応したグリップ、4面のピカティニーレール、新型のフラッシュハイダー、グリップを保持したまま操作できるセレクターを備えている。

    • TG2:
      ロシアのカラシニコフ・コンツェルン社によって開発された民間向け小銃。
      ロシア銃規制に合わせ、浅いライフリングでも射撃できる「366 TKM」という弾薬に適合している。

    • TG2S:
      TG2のカービンモデル。TG2同様の仕様と短縮された銃身を備えている。

  • AK-104(GARUコード:6P46):
    AK-103のカービンモデル。

    • AK-104-1:
      AK-103-1と同様の仕様。

    • AK-104-2:
      AK-103-2と同様の仕様。

    • AK-204:
      AK-203と同様にAK-104に近代化キットを組み込んだ状態で生産されたモデル。


添付ファイル: fileAK103.jpg 1594件 [詳細]

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