Last-modified: 2017-02-25 (土) 18:33:52 (88d)

【愛国号】(あいこくごう)

1930年代〜1940年代の日本において、(政府・議会が策定した国の軍事予算からの支出ではなく)一般市民や非軍需企業などからの献金により調達され、陸軍に納入された航空機につけられた愛称
海軍でも同様の経緯で調達された機体があり、こちらは「報国号」と呼ばれた。

機体の納入は、一般的に、地域住民や企業・団体の構成員が資金を出し合ってメーカーから機体を購入、これを軍に寄付するという形でされることになっていたが、実際には陸軍省内にあった「国防献品委員会」という組織が間に入り、機体の購入を含めた事務手続一切を代行していた。
(中には、資産を持つ篤志家が個人で機体の購入資金を寄付するケースもあった)

これによって納入された機体には、主翼及び胴体に「愛国○○(何某)」という標記が大書されていたが、第二次世界大戦の頃には機密保持のため小さな標記に替わり、やがて標記そのものが見られなくなった。

なお、「愛国」の名称は航空機以外にも、寄付金によって調達された陸軍の装備品全てにつけられたものである。
また、航空機戦車火砲などの大型装備品には、納入された順番に1号からの連番と寄付金の拠出者名(氏名・団体・地方名)を表記することになっていた。


トップ 編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS