Last-modified: 2023-11-12 (日) 14:56:32 (23d)
【アメリカインド太平洋軍】 †
United States Indo-Pacific Command(USINDOPACOM)
アメリカ軍における地域別統合軍の一つで、地域別統合軍の中では、最も歴史の古い部隊である。
人員はおよそ30万人で、南北アメリカ大陸西岸*1からインド洋の大部分、北極海と南極海の半分以上を管轄下に置き、その中には世界人口の60%に当たる43カ国が含まれる。
またフィリピン、オーストラリアやニュージランド、韓国、日本*2の5カ国との間の相互防衛条約を実施する任務に当たっている。
司令官には、代々海軍大将が就任している。
編制 †
インド太平洋軍は、前記のとおり約30万人の将兵を擁する統合軍である。
これらの軍は前進配備、前進基地、米本土基地の3種類に分類されている
- 構成部隊
- 太平洋陸軍(USARPAC)
- 太平洋海兵隊(MARFORPAC)
- 第1海兵遠征軍(カリフォルニア州 キャンプ・ペンドルトン)
- 第3海兵遠征軍(日本・沖縄県 キャンプ・コートニー)
- 太平洋艦隊海兵隊*3
- 太平洋艦隊(PACFLT)
- 太平洋空軍(PACAF)
- 隷下統合部隊
- 在日米軍(USFJ)
- 在韓米軍(USFK)
- 太平洋特殊作戦軍(SOCPAC)
- アラスカ軍(ALCOM)
- 統合任務部隊
- 統合戦時捕虜行方不明者調査隊(JPAC)
- 西部麻薬取締任務部隊(JIATF West)
- その他
- 太平洋統合情報センター
- アジア太平洋安全保障研究センター
- 災害管理・人道支援研究センター
*1 米本土沿岸500海里以内、および南方軍管轄の南米西岸海域を除く。
*2 日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約。
*3 司令官は太平洋海兵隊司令官が兼任。
*4 以前は第13空軍の下部組織であったが、2012年9月の第13空軍解隊に伴い、太平洋空軍直轄組織となる。