Last-modified: 2017-01-09 (月) 10:08:59 (104d)

【スクランブル】(すくらんぶる)

scramble
原義は「かき混ぜる」の意。例えば「スクランブルエッグ」と言えば掻き混ぜながら焼く卵料理を指す。

航空機のスクランブル

何らかの理由で航空機を緊急発進させる事を「スクランブル」という。
一般的には、対領空侵犯措置を実施するため戦闘機などを緊急発進させる事を指す。
このような任務を担当する基地では、予め準備を整えた戦闘機が用意されているのが普通。

実際には組織的活動に必要な時間を考慮し、発令の数分前に関係各員に通達するのが通例。
そのような通達なく、突如として行われるスクランブルは特に「ホットスクランブル」と呼ぶ。

関連:地上要撃管制 アラート待機 5分待機 防空識別圏 ナマズスクランブル

通信のスクランブル

無線・有線問わず、電気的な通信が第三者に傍受されないよう対策を施す事を「スクランブル」という。

古くは、彼我で示し合わせて周波数を頻繁に変更する事で対処していた。
この操作を手動で行う事は可能だが煩雑極まるため、普通はスクランブラーと呼ばれる専用の機器を用いる。

コンピュータ越しのデジタル通信では、通信データを暗号化する事を「スクランブル」という。
現行のインターネットにおける基盤技術の一つであり、個人情報を送受信する際は必ずといって良いほど暗号化が行われる。
ただし、現行の暗号化技術には実用上の限界があり、諜報機関や警察組織による解析に対しては必ずしも有効でない。

通信の暗号化で得られる安全は、おおむね「外出時に玄関に鍵をかける事で得られる安全」程度のものだとされる。
施錠する事は間違いなく必要だが、窃盗犯は解錠技術を持っているかもしれないし、窓から入ってくるかもしれない。
同様に、通信の暗号化は間違いなく必要だが、専門技術者の解析・工作に耐えられるとは到底言えない。

関連:サイバーテロ エシュロン


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