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【OYQシリーズ】 †
日本の海上自衛隊の艦艇に搭載されている戦術情報処理装置。
現時点での最新モデルは、あきづき型護衛艦に搭載予定のOYQ-11である。
本システムの黎明期からの流れを大まかに示すとこのようになる。
- デジタル・コンピューターの利用(NYYA-1の導入)
- デジタル・コンピューターによる武器管制の一元化(OYQ-1・OYQ-2)
- 初の国産CDSの開発とASWCSの国内開発、2CPUの採用(OYQ-3・OYQ-4)
- COTS計算機の導入と全武器システムのデジタル連接化
- アクティブ・フェーズド・アレイ・レーダー(AESA)方式のFCS(FCS-3)専用のCDS開発(OYQ-10・OYQ-11)
なお、国産CDSの例外としては、イージス艦がある。
イージス艦のドクトリン管制による脅威評価・攻撃指示等をつかさどる「C&Dシステム(Comand and Direction)」、自艦武器システムおよび航空機等の攻撃管制を行うWCS(Weapon Control System)と対空・対水上目標を捜索・探知・追尾する「AN/SPY-1レーダー」はすべてロッキード・マーティン社から輸入している。
各システムの詳細については、各項を参照されたい。
シリーズ
型番 | 名称 | 搭載艦艇 |
NYYA-1 | - | たかつき(たかつき型1番艦) |
OYQ-1 | WES(Weapon Entry System | たちかぜ(たちかぜ型1番艦) |
OYQ-2 | TDS(Target Designation System) | あさかぜ(たちかぜ型2番艦) |
OYQ-3 | TDPS(Tactical Data Processing System) | しらね型護衛艦 |
OYQ-4 | CDS(Combat Designation System)/TDS | さわかぜ/はたかぜ型護衛艦 |
OYQ-5 | TDS-3 | はつゆき・ゆうばり型 いしかり |
OYQ-6 | CDS | あさぎり型護衛艦1〜3番艦、はるな(FRAM後) |
OYQ-7 | CDS | あさぎり型護衛艦4〜8番艦、ひえい(FRAM後) あぶくま型護衛艦 |
OYQ-8 | - | 1号型ミサイル艇 はやぶさ型「はやぶさ」(OYQ-8B) はやぶさ型2〜6番艦(OYQ-8C) |
OYQ-9 | CDS | むらさめ型護衛艦・たかなみ型1〜3番艦 |
OYQ-9D/E | CDS | さざなみ・すずなみ (たかなみ型4番・5番艦) |
OYQ-10 | ACDS(Advanced Combat Designation System) | ひゅうが型護衛艦 |
OYQ-11 | ACDS | あきづき型護衛艦 |