- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- MIM-72 へ行く。
- 1 (2009-07-05 (日) 23:53:09)
- 2 (2009-11-25 (水) 22:08:22)
- 3 (2010-06-02 (水) 02:58:23)
- 4 (2010-10-18 (月) 02:06:56)
- 5 (2011-08-05 (金) 21:02:40)
- 6 (2011-08-06 (土) 07:41:58)
- 7 (2013-06-03 (月) 11:53:10)
- 8 (2014-02-08 (土) 03:33:01)
- 9 (2017-09-17 (日) 08:14:48)
- 10 (2019-08-30 (金) 13:17:58)
- 11 (2021-09-05 (日) 20:36:24)
【MIM-72】 †
MIM-72
1969年にアメリカ陸軍に配備された地対空ミサイルシステム。
短距離の目標をカバーするM163VADSと併用し、長距離の目標をカバーする目的で開発された。
搭載するミサイルはAIM-9D「サイドワインダー」をベースにしているが、空気抵抗を減らすために、弾体のフィンのうちの2枚がローレロン*1を持っていることがAIM-9との違いである。
発射機はM113装甲車と同型のM548装軌貨物輸送車から改装したM730装軌車両である。
誘導方式は初期型のA型はパッシブ式の赤外線誘導(後方のみ)だったが、改良型のC型はオールアスペクト方式のパッシブ式の赤外線誘導を採用し、弾頭には12.6kgのHE爆風破砕弾頭を搭載している。
1998年に退役するまで約21,000発が生産され、イスラエル(イスラエル国防軍)、エジプト、中華民国(台湾)等に輸出された。
スペックデータ †
- M730発射機
乗員:5名
全長:6.06m
全高:2.68m
全幅:2.69m
重量:11t
緩衝装置:トーションバー方式
機関:6気筒水冷ディーゼルエンジン
出力:215PS
出力重量比?:22.27PS/t
最大速度:68km/h
兵装:M54 4連装ミサイル発射機×1基(MIM-72×4発)
最大装甲厚:44mm
航続距離:483km
- MIM-72A
全長:2.9m
翼幅:63m
直径:127m
発射重量:86kg
速度:M1.5
射程:500-6,000m
目標高度:15-3,000m
誘導方式:パッシブ赤外線誘導(後方攻撃能力のみ)
機関:Mk50固形燃料ロケットモーター(推力12.2kN)
弾頭:Mk48コンティニュアス・ロッド(11kg)
- MIM-72G
全長:2.9m
翼幅:63m
直径:127m
発射重量:86kg
速度:M1.5
射程:9,000m
目標高度:3,000m
誘導方式:パッシブ赤外線誘導(全方向攻撃能力)
エンジン:ハーキュリーズ M121 無煙固形燃料ロケットモーター
弾頭:M250 爆風破片効果弾頭(12.6 kg)
派生型 †
- MIM-72A
初期生産型。
- MIM-72B
訓練用。信管以外はA型と同様である。
- MIM-72C
全方向攻撃能力が付与され、射程が9,000mにまで延伸された改善型。
AN/DAW-1シーカーとM817指向性ドップラー信管を搭載し、弾頭はM250爆風破片効果弾頭を使用する。
1976年〜1981年に生産され、1978年11月に運用が開始された。
- RIM-92C「シーチャパラル」
海軍型。
アメリカ海軍には採用されなかったが、台湾で制式採用された。
- MIM-72D
実験的にA型のシーカーとC型の弾頭を組み合わせた型。
生産前にキャンセルされた。
- MIM-72E
C型のロケットモーターを新型のM121無煙ロケットモーターに換装した型。
- MIM-72F
改善されたM121無煙ロケットモーターを持つ型。
- MIM-72G
FIM-92のシーカーを元にした新型のAN/DAW-2シーカーを取り付け、妨害に対する抵抗性を向上させた型。
1980年代後期、運用されていたMIM-72の全ユニットにこの改造が施された。
1990年〜1991年に生産された。
- MIM-72H
F型の輸出仕様。
- MIM-72J
G型のダウングレード輸出仕様。
- M30
イナート訓練ミサイル型