【MC.205】(えんめちーどぅえちぇんとちんくぇ)

Macchi MC.205 (C.205)*1

第二次世界大戦期にマッキが開発、イタリア空軍で運用された単発レシプロ戦闘機。「C.205」とも呼称される。
MC.202の改良型かつ後継機で、強力なDB605?エンジンの搭載によって性能が大きく向上している。
MC.202からの設計変更が小規模に留められた「MC.205V」と、大規模なものとなった「MC.205N」に大別されるが、実用化したのは前者のみ。

MC.205V Veltro(ヴェルトロ)

愛称の「ヴェルトロ」は「グレイハウンド」の意。
1943年2月から本格的な配備が開始されたものの、イタリア本土への大規模空襲により生産は遅延、同年9月のイタリア降伏までに完成したのは100機程度だった。 しかし、その後もドイツの意向によって生産は継続され、最終的な総生産数は約260機となった。

MC.205N Orione(オリオーネ)

愛称の「オリオーネ」は「オリオン」の意。
武装形態にモーターカノンを取り入れることで火力の強化を図ったが開発が遅延、実用化には至らなかった。


*1 他表記:MC205 / M.C.205 / C205

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