【M1(対戦車火器)】(えむわん)

M1 "Bazooka".

第二次世界大戦期にアメリカで開発された携行式の対戦車ロケット発射筒。
バズーカ」と呼ばれた最初の兵器である。
1942年6月14日に制式化され、同年11月にチュニジア戦線に投入された。
第二次世界大戦中に大量生産され、本体約48万本、ロケット弾1,560万発が生産された。

また、ドイツも鹵獲した物をベースにして、43型ロケット対戦車兵器「パンツァーシュレック(別名『オーフェンロール』)」及び8.8cmロケット発射器43型(別名「プップヒェン」)が生産され、東部戦線でT-34を撃破する威力をみせた。

派生型として空挺部隊向けモデルのM9、軽量化モデルのM18、改良型としてM20「スーパーバズーカ(Super Bazooka)」が開発されている。

スペックデータ

種類携帯式対戦車ロケット弾
口径60mm(2.36インチ)
全長1,370mm
重量5.9kg
使用弾薬M6ロケット
装弾数1発
作動方式電気発火式
有効射程137.16m


バリエーション

  • M1:
    初期型。
  • M1A1:
    M1の改良型。
    設計の簡素化及び軽量化のほか、電気点火装置が改良されている。
  • M9:
    M1の改良型。
    光学サイトが装備され、発射機が分割可能となった。
    • M9A1:
      点火方式をバッテリー点火式から磁気点火式に変更した型。
  • M18:
    アルミ合金を使用した軽量型。


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