【M-105】(えむひゃくご)

Klimov M-105(VK-105)

ソ連のクリーモフ設計局?で開発されたレシプロエンジン
当初はM-105と呼ばれていたが、第二次世界大戦中にVK-105に変更された。
大戦中は9万基以上が製造され、主にLaGG-3?Yak-1などに搭載されていた。

仕様緒元

タイプ:液冷レシプロエンジン
ボア×ストローク:148mm×170mm
排気量:35.09L
乾燥重量:620kg
圧縮比:7.1
シリンダー配列:V型12気筒
過給機:遠心式スーパーチャージャー1段2速
出力:
1,210hp/2,600rpm(離昇出力)
1,180hp(高度2,700m)
比出力:34.5hp/L
出力重量比?:1.95hp/kg

派生型

  • M-105P:Yak-1やLaGG-1などの戦闘機に搭載。出力1,050hp前後。
  • M-105PA:小改良型。
  • M-105PF(VK-105PF):低空での出力を増大させた型。代わりに高高度での性能が低下している。
    Yak-1B、Yak-7B、Yak-9、LaGG-3後期型などに搭載。
  • VK-105PF2:更なる出力向上を図ったモデル。出力1,300hp程度。Yak-3に搭載。
  • M-105PD:高高度性能を向上させたモデル。試作のみ。
  • M-105R:減速比を下げた爆撃機向けモデル。Pe-2、Yak-4などに搭載。
  • M-105RA:小改良型。


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