【DHC-6】(でぃーえいちしーろく)

de Havilland Canada DHC-6 "Twin Otter(ツイン オッター)*1*2".

1960年代、カナダのデ・ハビランド・カナダ社(後のボンバルディア)が開発・生産した双発ターボプロップの小型旅客機
未整備の短い滑走路でも着陸が可能なSTOL性を備えた機体である。

本機は、前作のDHC-3「オッター」をターボプロップ双発としたもので、1965年5月に初飛行
当初は未開地で運航する会社からの発注を念頭に置いていたが、予想に反してコミューター航空会社から大量の発注を獲得。
また、スカイダイビング用としても人気を集めたほか、軍用機としてもアメリカをはじめ多くの国で採用された*3

本機は、1988年にデ・ハビランド・カナダ社での生産が終了した(総生産数844機)が、その後、生産権を取得したバイキング・エア社が、独自の改良型「シリーズ400」の製造を行っている。

日本では日本トランスオーシャン航空エアーニッポン及びエアー北海道、琉球エアーコミューターが採用していたが、現在は全て退役している。

バリエーション


*1 Otter:カワウソの意。
*2 日本では「オッター」が「落ちた」を連想させるとして「ツインオター」とも呼ばれた。
*3 アメリカ軍での型式呼称は「UV-18」。

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