【C-160】 †
Transport Allianz C-160"
1960年代、フランスと西ドイツ(当時)の共同出資で設立された「トランスポルト・アリアンツ」社が開発・生産した中型の双発ターボプロップ輸送機。
愛称の「トランザール」は、トランスポルト・アリアンツ社の略称にちなむ。
本機は当初、フランス空軍で用いられていたノール「ノラトラ」の代替として開発が進められ、1963年に試作機が初飛行。
以後、1972年までアエロスパシアルとメッサーシュミット・ベルコウ・ブロームにより生産された。
本機はフランス空軍・(西)ドイツ空軍の他、トルコ空軍や南アフリカ空軍にも納入された*1が、初飛行から50年以上が経過して老朽化・陳腐化が進んでいることから、エアバスA400M「アトラス」など後継機への交代が進められており、南アフリカ空軍ではすでに全機が退役している。