【AK-100シリーズ】(えーけーひゃくしりーず)

AK-47AK-74の後継として開発された、AKシリーズの最新型小銃
ロシア軍用のAN-94?とは違い、主に輸出用に開発された。

以前までのAKシリーズは木製部分が多かったが、AK-100シリーズでは木製の伝統を無くし、殆どの部分をプラスチックに変更した。
更に一部のタイプでは(AK-101・AK-102・AK-108)西側口径である5.56mm×45NATO弾を使用する事ができ、他もリコイル軽減機構(AK-107・AK-108)や3点バースト(AK-107)が追加されているものもあり、冷戦時代では考えられなかった西側と東側の合体がなされている。

AK-100シリーズは輸出型として開発されたため、多くのオプションパーツを付ける事が出来る。
しかし、西側と違いパーツの開発が遅れている為、種類が少なく装着出来るものが限定される。

関連:AK-47AKMAK-74AN-94? AK-12?

性能諸元

タイプAK-101AK-102AK-103AK-104
口径5.56mm7.62mm
全長943mm
(銃床展開)
700mm
(銃床折り畳み)
824mm
(銃床展開)
586mm
(銃床折り畳み)
943mm
(銃床展開)
700mm
(銃床折り畳み)
824mm
(銃床展開)
586mm
(銃床折り畳み)
銃身長415mm314mm415mm314mm
重量3,400g
弾倉除く)
3,000g
弾倉除く)
3,400g
弾倉除く)
3,000g
([[弾倉]除く)
作動方式ガス圧作動、ロータリーボルト
使用弾薬5.56×45mm7.62×39mm
装弾数30発
(箱型弾倉
発射速度650発/分600発/分
銃口初速910m/秒850m/秒735m/秒670m/秒
有効射程500m300m(至近距離)
500m


タイプAK-105AK-107AK-108
口径5.45mm5.56mm
全長824mm
(銃床展開)
586mm
(銃床折り畳み)
943mm
(銃床展開)
700mm
(銃床折り畳み)
銃身長314mm415mm
重量3,000g
弾倉除く)
3,800g
弾倉除く)
作動方式ガス圧作動、ロータリーボルトガス圧作動、ロータリーボルト
BARSシステム
使用弾薬5.45×39mm5.56×45mm NATO弾
装弾数30発
(箱型弾倉
30発マガジン
60発マガジン(AK-74互換)
発射速度600発/分850発/分900発/分
銃口初速840m/秒900m/秒910m/秒
有効射程500m


AK100系の主な種類

  • AK-101:
    西側の弾薬と同じ5.56mm×45弾にした輸出向けモデル。

  • AK-102:
    AK-100のカービンモデル。
    弾も西側の弾薬と同じ5.56mm×45弾を使用する。

  • AK-103:
    AK-100シリーズの一つ、詳しくはAK-103を参照。

  • AK-104:
    AK-103のカービンモデル。構造はAKS-74Uと似ている。

  • AK-105:
    AK-74Mのカービンモデル。

  • AK-107:
    AK-100シリーズの一つ。詳しくはAK-107を参照。

  • AK-108:
    西側の弾薬と同じ5.56mm×45弾にした型だが、AK-102/AK-103と違いガスバイパスの形状が変わっている。

  • AK-109:
    AK-100シリーズの最新型モデル。口径7.62×39mmだが詳しい事は不明。

  • イズマッシュ・サイガM3 EXP-01:
    口径7.62×39mm。Izhmash社が民間用に販売している、AK-103のセミオートモデル。


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