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【89式装甲戦闘車】 †
陸上自衛隊初の歩兵戦闘車(IFVもしくはMICV?とも呼ばれる)。
近年の陸上戦闘の様相の変化、又当時開発中の90式戦車と共に戦闘行動を行う事を目的として1989年に制式化された車輌である。
従来のAPCを刷新する車両ではなく、それらを補完し、普通科(歩兵)の対戦車対装甲打撃力強化し、戦車と共に敵の突破、機動打撃戦闘を行う事を主眼とされている。
対戦車対装甲用に35mm機関砲と79式対舟艇対戦車誘導弾備え、防御力に優れた鋼鉄製の車体を持ち、夜間戦闘装備も備えている。隊員の搭載力は73式装甲車などと比べると若干劣るが10名を搭載、 またそれぞれの隊員が車体横と後方の銃眼から乗車したまま小銃の射撃が出来る。(一部で本車の防御上の欠点と言われているが、状況によりけりであり何とも言えないのが現状である。)
戦闘力、防御力、共に当代随一の性能を備え、各国の歩兵戦闘車と比べても遜色はないが、年間1〜2両程度の配備しかできず、そのため調達価格が極めて高くなっている(1両約8億円)ことが唯一にして最大の欠点である。
参考 http://www.jda.go.jp/jgsdf/japanese/soubi/soubi_0/so10.html