- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- 3号戦車 へ行く。
- 1 (2004-07-06 (火) 06:05:32)
- 2 (2004-07-06 (火) 06:17:25)
- 3 (2004-07-07 (水) 06:22:52)
- 4 (2004-07-07 (水) 13:45:43)
- 5 (2004-10-30 (土) 12:17:31)
- 6 (2007-09-12 (水) 22:29:07)
- 7 (2008-10-10 (金) 23:56:42)
- 8 (2010-07-22 (木) 19:51:11)
- 9 (2010-10-16 (土) 09:13:03)
- 10 (2011-02-17 (木) 19:51:35)
- 11 (2011-05-26 (木) 19:36:22)
- 12 (2011-09-17 (土) 17:12:36)
- 13 (2012-06-18 (月) 23:19:21)
- 14 (2013-06-01 (土) 09:11:18)
- 15 (2013-07-15 (月) 09:07:29)
- 16 (2014-01-02 (木) 11:55:46)
- 17 (2014-03-13 (木) 03:21:42)
- 18 (2014-03-13 (木) 20:47:07)
- 19 (2016-08-13 (土) 21:15:44)
- 20 (2020-04-17 (金) 06:50:59)
- 21 (2021-05-30 (日) 12:23:35)
- 22 (2022-08-06 (土) 08:49:45)
- 23 (2022-09-07 (水) 17:50:58)
- 24 (2022-10-19 (水) 23:25:55)
- 25 (2022-10-20 (木) 02:35:08)
- 26 (2022-10-20 (木) 18:53:10)
【3号戦車】
1934年、ハインツ・グデーリアン?将軍の構想から、対戦車戦闘向けの主力戦車として開発が開始、1935年に試作が完成し1939年に制式化された。
車体は溶接構造の箱形で(但し、車体上部と下部はボルト止め)、典型的ドイツ戦車で、その角張った車体は全く避弾径始を考慮していない(というかその概念すら当時のドイツにはない)。車内配置は前から操縦室、戦闘室、エンジンルームでとなる。砲塔は3人用で車長、砲手、装填手が中に搭乗し、車体には操縦手と機関銃兼通信手が搭乗し計5人が搭乗し、各人にインターコムが与えられ車内通話が可能であった。武装は段階的に37mm/L42.5、50mm/L42、50mm/60(注2)と強化されたが常に打撃力不足であり(特に東部戦線)、防御力不足を伴って本車の寿命を縮める要因と成った。
出現時は同世代の戦車と比べても優れた戦車であり、攻走守を兼ね備えていたと思われたが、いざ第二次世界大戦が始まってみると、たちまち防御力不足、火力不足が露見し、火力強化、装甲強化も行われたが大戦中期には完全に陳腐化してしまい、結局その車体部分を3号突撃砲?と言った車両に転用され、主力の座を本来自らの支援の為に作られた4号戦車に譲ったのは皮肉である。
各型式
A〜D型:増加試作型。プロトタイプであるA型の不具合を段階的に改善したタイプ。重量15.4t、武装37mmx1、7.92mmx2、装甲厚14.5mm(C型)
E型:初期量産型。車体全体の装甲厚を30mmに強化(後部のみ21mm)、重量19.5t、最大速度40km/h
F型:E型の主砲を50mm/L42に換装。それ以外はE型と同じ。
G型:生産時から50mm砲搭載したタイプ。一部37mm砲搭載あり。車体後部の装甲を強化。
H型:G型までの装甲、機動力不足を改善、砲塔の設計も変更。車体前後部に30mmの増加装甲をボルト止めで装着。武装は変わらずだが、重量21.6tに増加したため履帯幅を太くし、接地圧を低減して機動力の低下を防いだ。
J型:主砲をより強力な50mm/L60に換装(但し、初期型は50mm/L42)、火力強化を図った。ボルト止めの増加装甲を止め、50mm厚の一枚板に変更。
L型:J型の装甲強化、及び生産簡易型。砲塔前面の装甲厚を57mmに、車体前面と砲塔防盾に20mmの増加装甲を追加し、それらは成形炸薬弾対策のため中空装甲とされた。
M型:最終生産型。基本的にはL型と変わらずだが、渡河能力を強化した。
N型:支援戦車タイプ。余っていた75mm/L24砲を搭載。
注1:1943年3月頃より、3号戦車にはシェルツェンと呼ばれる5mm厚の対成形炸薬弾、対対物ライフル用増加装甲を装備、1944年には磁石を利用した地雷を防ぐためツェメリットコーティングが施されている。
注2:当時、ドイツ軍では砲の口径を"Cm”で表していたが、一般的でないので"mm”とした。