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【19式装輪自走155mm榴弾砲】 †
防衛省が開発し、2019年に陸上自衛隊に制式採用された自走榴弾砲。
現在、陸上自衛隊の野戦特科部隊で使用されている155mmりゅう弾砲の後継として開発された。
当初「火力戦闘車」という名称で開発が始まったが、平成26年度から名称を「装輪155mmりゅう弾砲」に変更し、更に2019年の制式化に伴って「19式装輪自走155mm榴弾砲」に変更している。
戦略機動性の向上を図るために装輪式となり、低コスト化のために砲塔は99式自走榴弾砲の物を活用した。
試作車輛は車体部のベース車両としてRMMV(Rheinmetall MAN Military Vehicles)社の軍用トラック「HX」シリーズである「HX44M」の8×8輪・右ハンドル仕様を採用している。
また、火力戦闘指揮統制システム(FCCS)や観測ヘリコプターとのネットワーク化も行われる。
平成25年度(2013年度)予算で開発が認められ、平成30年度(2018年度)に開発完了。
令和元年(2019年)の富士総合火力演習で試作車が初公開された。
今後、2021年度から量産車が部隊配備される予定となっている。
関連:アーチャー カエサル? ダナ ズザナ A-222? ノーラB-52? ATMOS?
スペックデータ †
乗員 | 5名 |
口径/口径長 | 52口径/155mm |
全長 | 11.21m |
全高 | 3.4m |
全幅 | 2.5m |
全備重量 | 25t以下 |
エンジン | MAN D2066 4ストローク直列6気筒液冷ディーゼル(出力440hp/1,900rpm) |
最高速度 | 100km/h |
作動方式 | 砲尾:断隔螺式閉鎖機(試作車) 反動:駐退復座装置 |
武装 | 52口径155mm榴弾砲×1門 |
開発社 | 日本製鋼所 |