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- 陸上総隊 へ行く。
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*&ruby(りくじょうそうたい){【陸上総隊】}; [#w552217d] 2013年に施行された[[防衛大綱]]において、[[陸上自衛隊]]に創設される予定の[[部隊]]。~ 嘗ての警察予備隊総隊総監部に相当する。 ~ 従来の[[方面隊]]の上部組織(高級司令部)として機能し、全国の実施部隊を一元的に運用する組織となる((列国の[[陸軍]]では「総軍」に相当するものとみなされる。))。~ また、[[海上自衛隊]]の[[自衛艦隊]]および[[航空自衛隊]]の[[航空総隊]]とのカウンターパートの役割も担うとされている。~ ~ 司令部は現在の[[中央即応集団]]司令部を改編するものとし、隷下の部隊(([[第1空挺団]]・第1ヘリコプター団など。))は陸上総隊の直轄となる予定である。~ **経緯 [#w56351aa] 現在の陸上自衛隊の態勢では、最大の部隊単位が5つの[[方面隊]]であり、5人の方面総監が並列に存在し、全国の作戦部隊を統括指揮する組織がなかった。~ このため、有事の際には[[統合幕僚監部]]が各方面隊に個別に命令を下すことになるが、現在の態勢では方面隊ごとに調整する必要があり、非効率との指摘が以前からあった。~ >なお、[[海上自衛隊]]では、(外洋作戦部隊である)[[自衛艦隊]]司令官と5人の地方総監が同格として存在し、陸自と同様、全国の作戦部隊を統括指揮する組織はない。~ 一方、[[航空自衛隊]]では[[航空総隊]]司令官が航空方面隊をはじめとする全国の作戦部隊を統括指揮する態勢が整えられている。 こうしたことから、21世紀に入って「陸自の全作戦部隊を統括指揮する組織」の設置が検討されるようになり、2009年には[[防衛大綱]]の組織改編案にて「陸上総隊」の創設が明記された。~ この時の案では従来の[[東部方面隊]]を廃し((当初はすべての[[方面隊]]を廃止する案もあった。))、隷下の[[第1師団>第1師団(自衛隊)]]を「首都防衛集団」に再編し、[[第12旅団>第12旅団(自衛隊)]]を[[東北方面隊]]の隷下に移すなどの案が挙げられていたが、様々な問題が指摘されたため棚上げとなった。~ この時の案では従来の[[東部方面隊]]を廃し((当初はすべての[[方面隊]]を廃止する案もあった。(現実問題として、中間司令部の廃止は指揮すべき単位の増加を招くため、(八つ、多くても十個が限界)廃案になったものと思われる。) ))、隷下の[[第1師団>第1師団(自衛隊)]]を「首都防衛集団」に再編し、[[第12旅団>第12旅団(自衛隊)]]を[[東北方面隊]]の隷下に移すなどの案が挙げられていたが、様々な問題が指摘されたため棚上げとなった。~ ~ その後、2013年に定められた新たな[[防衛大綱]]に基づく「中期防衛力整備計画」において、改めて陸上総隊の創設が案として盛り込まれている。