【輸送艇1号】(ゆそうてい1ごう)

海上自衛隊が装備する小型揚陸舟艇。
ゆら型輸送艦と同等のペイロードを保ちながら船体をやや小型化した、ビーチング型の揚陸艇である。
小規模の業務輸送を主眼に置いており、小型車輌や隊員・物資等の揚陸に適する。
一般的な船型に比べ速力が劣り、また平坦な浜辺以外への揚陸はできない*1ため、離島などへの輸送や、港湾設備が使用不能となった地域への災害派遣等が主要な用途となっている。

現在は「1号(LCU-2001)」「2号(LCU-2002)」の2隻があり、「1号」が佐世保地方隊、「2号」が横須賀地方隊に所属している。

http://www4.plala.or.jp/klesa108/diary/yksk0407/lcu-2002_.jpg
輸送艇2号

スペックデータ

基準排水量:420トン
全長:52.0m
全幅:8.7m
喫水:1.6m
最大速力:12ノット
機関:三菱S6-MTKディーゼル(出力3,000PS)×2基・2軸推進
乗員:艇長以下28名
兵装:M61 20mm多銃身機関砲?×1

同型艦

  • 輸送艇1号(LCU-2001) 1988年就役
  • 輸送艇2号(LCU-2002) 1992年就役

*1 これはビーチング方式の揚陸艦艇に共通の弱点でもある

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