【閉鎖機構】(へいさきこう)

Locking system
ガンにおいて発射ガスの圧力を有効に活用するため、発射から次弾装填までの間、遊底を閉鎖しておくためのメカニズム。
閉鎖機構は回転機構と密接な関係を持つが、必ずしも一対一に対応するものではない。

閉鎖機構の種類

  • 手動式
    • 中折れ式(ブレイクオープン)
    • 閂式(ボルトアクション)
    • レバーアクション+トグルアクション
  • ショートリコイル(銃身がわずかに後退するもの)
    • ティルトバレルロッキング(銃身がぶれやすいため半自動式拳銃専用)
    • トグルアクション(レバーアクション以外のもの)
    • ブロックロッキング
    • ロータリーバレルロッキング
    • ローラーロッキング(MG42などの銃身可動式)
  • 外部動力式
  • ロングリコイル(銃身が大きく後退した後、遊底を残して銃身が戻るもの)
  • ロータリーボルトロッキング(ガス圧利用式との組み合わせで用いる)

擬似閉鎖機構(ディレードブローバック)

厳密には閉鎖機構ではないが、反動利用式において遊底のブローバックを遅らせることにより、閉鎖機構と同様の効果を持つもの。

  • ガスロッキング(発射ガスを導き、一時的に遊底を押さえつける)
  • ローラーロッキング(G3などの銃身固定式)

閉鎖機構を用いないもの

機構が単純である一方、発射ガスが逃げやすいので初活力の面で不利となる。


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