【八戸航空基地】(はちのへこうくうきち)

JMSDF Hachinohe Air Base.

青森県八戸市に所在する、防衛省所管の軍用飛行場。「八戸飛行場」とも。
海上自衛隊第2航空群が駐留し、P-3C哨戒機により日本の北部海域の警戒監視にあたっている。

固定翼機着陸が可能な海上自衛隊の航空基地としては日本最北端にあり、冬季にはオホーツク海域で流氷観測も行っている。

また、陸上自衛隊第9師団隷下の「第9飛行隊」も近隣に駐留しており、ICAO空港コードも同一となっているが、実際は別々に運用されており、滑走路も別個に設けられている。
すぐ近くに在日米軍航空自衛隊が共用している三沢飛行場があり、時折、米軍機が天候不順・故障・燃料不足・三沢飛行場の混雑などの理由により本基地に緊急着陸することがある。

2022年10月からは海上保安庁が本基地を拠点に大型無人航空機シーガーディアン」の運用を開始した。

なお、現在の本基地は軍用飛行場であるが、1965〜1975年までの間は軍民共用飛行場として用いられ*1東亜国内航空羽田空港-八戸空港-丘珠空港?線を運行していた。

配置部隊

航空集団隷下

  • 第2航空団
    • 第2航空隊:P-3Cを配備
    • 第2整備補給隊
    • 八戸航空基地隊
  • 第2航空修理隊
  • 機動施設隊

防衛大臣直轄

  • システム通信隊群
    • 大湊システム通信隊
      • 八戸システム通信分遣隊


*1 これは、三沢飛行場での民間機共用が米軍の保安上の理由から中止されたためであった。

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