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*&ruby(ばくだん){【爆弾】};
鋼鉄製の容器に高性能[[爆薬]]などを充填して[[信管]]を取り付けた爆発物。~
地上の部隊や施設を破壊するために[[爆撃機]]などから投下使用され、着弾と同時に[[信管]]が作動し、爆風とともに鋼鉄製の容器が四散して大きな破壊力を生む。~
この基本原理は[[第一次世界大戦]]の頃から変わらず、現在でも重要な空対地兵器のひとつである。~
ただし、中には[[燃料気化爆弾]]や[[原子爆弾]]などのように、着弾せず、空中で爆発するものもある。~
現在実戦配備されているものには500lb-2000lbのものが多いが、さらに大きなものも存在し、[[レーザー誘導爆弾]]や[[GPS誘導爆弾]]などの[[誘導爆弾]]の占める割合も大きくなってきている。~
*&ruby(ばくだん){【爆弾】}; [#v0423997]
Bomb.~
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関連:[[通常爆弾]] [[低抵抗爆弾]] [[高抵抗爆弾]] [[燃料気化爆弾]] [[原子爆弾]] [[水素爆弾]]  [[クラスター爆弾]]
[[爆薬]]に起爆装置を取り付け、いつでも爆発させられるようにしたもの。~
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[[鋼鉄>鉄]]の容器などに収納され、砲弾・[[ミサイル]]・[[魚雷]]・[[爆雷]]に搭載されるか、[[航空機]]から投下される。~
特に[[軍用機]]はその黎明期から爆弾を使い続けており、今日「爆弾」と呼ぶ場合は空中投下用の爆弾を指す事が多い。~
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なお、爆風そのものは人間を殺傷する手段としては[[費用効率>コスト・パフォーマンス]]が悪く、実際の死傷者の多くは爆風で吹き飛ばされた物体が人体に激突する事で生じる。~
このため、対人制圧目的では爆風で鋭利な金属片を撒き散らす[[榴弾]]などを用いる。~
対人用の爆弾は[[部隊]]の制圧・行動阻害を企図するもので、即死させるより重態に留め、敵が救急救命に多大な労力を割く方が望ましい。~
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もちろん[[戦車]]を叩き潰すほどの爆轟を受ければ人体は跡形もなく吹き飛ぶが、それは大型爆弾の本来の目的ではない。~
[[兵站]]の破壊・[[装甲]]目標の撃破・[[指揮統制>C3I]]の麻痺など目的として[[破壊力>デストラクションパワー]]を投射する際、巻き込まれた敵兵の生存率はさほど重要視されない。~
不特定多数の人間を全員確実に爆死させるのは困難な上に浪費であり、大規模な爆撃において生存者が誰もいないような状況は例外に類する。

> なお、人間を殺傷する事自体が[[作戦]]の目的である場合、爆弾の投射は望ましくない。~
遺体を飛散させたり建造物を倒壊させると、戦果確認のための検死が著しく困難になるためだ。~
[[暗殺]]・[[テロリズム]]として特定個人を爆殺しようとする場合、確実な死を保証するために長期の潜入工作が必要になる。

関連:[[路肩爆弾>IED]] 時限爆弾→[[時限信管]] [[通常爆弾]] [[低抵抗爆弾]] [[高抵抗爆弾]] [[誘導爆弾]] [[レーザー誘導爆弾]] [[GPS誘導爆弾]] [[燃料気化爆弾]] [[原子爆弾]] [[水素爆弾]] [[クラスター爆弾]] [[小直径爆弾>GBU-39]]


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