【同時多発テロ事件】(どうじたはつてろじけん)

 2001年9月11日、オサマ・ビンラディン?の率いるイスラム原理主義組織「アルカイダ?」のメンバー共がアメリカ国内線を就航する以下の旅客機4機を同時にハイジャックし、実行犯自らの命と引き替えに世界貿易センタービル(WTC)やペンタゴン?、ピッツバーグ近郊に墜落させた事件で、疑う余地もない人類史上最悪のテロ?事件となった。

 同事件により、世界貿易センタービル2棟は完全に倒壊し、死者・行方不明者は少なくとも3800名以上に上ると見られている。

※事件に巻き込まれた旅客機
・ボストン発ロサンゼルス行
 ユナイテッド航空175便B767-222(N612UA)
→世界貿易センタービルサウスタワー(第2ビル)に墜落

・ボストン発ロサンゼルス行
 アメリカン航空11便B767-223ER(N334AA)
→世界貿易センタービルノースタワー(第1ビル)に墜落

・ニューアーク発サンフランシスコ行
 ユナイテッド航空93便B757-222(N591UA)
→ピッツバーグから南東約100Kmの同州サマーセット近郊の炭鉱跡地に墜落

・ワシントン発ロサンゼルス行き
 アメリカン航空77便B757-223(N644AA)
→ヴァージニア州のアメリカ国防総省ペンタゴン?)に墜落

 いずれもボーイング社のB757B767に搭乗するフライトであり、両機は共用する部分の多い兄弟機で、コックピットのレイアウトがほとんど同一であることから、B767の操縦法さえ習得すれば簡単にB757へ移行することもできる。そのため実行犯共は兄弟機に搭乗するフライトを選択したと思われる。
 また、アメリカ国内線で長距離のフライトを飛ぶこともあって燃料を大量に搭載していたこともあって爆薬の代わりとするには十分といわれている。


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