【東部方面隊】(とうぶほうめんたい)

陸上自衛隊において、関東・甲信越地方に属する11都県の防衛・警備を担当する組織。
司令部である「総監部」は埼玉県の朝霞駐屯地に置かれ、隷下に第1師団・第12旅団などを擁する。
10の駐屯地、27の分屯地、11の地方協力本部が配置されている。

なお、2009年末に改定が予定されている「防衛計画の大綱」において、同隊は「陸上総隊」隷下の「首都防衛集団」に改編され、2013年度末に廃止するとしている。(2009/7/30 東京新聞より)
(第1師団を廃止し、第12旅団は東北方面隊に移管する、とのこと)

余談

以前の総監部は東京の市ヶ谷駐屯地(現在の防衛省本庁舎)にあったが、この時代の1970年、作家・三島由紀夫が率いる私兵集団「楯の会」のメンバーが日本刀などで武装して構内に乱入、総監を人質に取り、自衛官に対して「国軍化」「アメリカ従属体制からの独立」を目指すクーデターへの決起を呼びかけた「楯の会事件(三島事件)」が発生している。


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