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【敵味方識別装置】 †
Identification Friend or Foe (IFF).
敵・味方を識別するための誰何を無線通信で機械的に行う装置。
暗号化された通信に対して適切な応答が返ってくれば友軍(または民間機)であると特定できる。
IFFに応答がなかった場合、それが実際に何であるかは定かでない。敵機かもしれないし、故障した味方機や無関係な部外者かもしれない。
敵だと決めつけて攻撃すると誤射の危険性がある一方、改めて正体を確認しようとすると戦闘において致命的な遅延となる危険性がある。
戦場でIFFに応答しない飛翔体をどう処理するかは、交戦規定における重大な命題の一つである。
質問信号の送信にはUHF1,030MHz、返答には同じく1,090MHzの周波数帯の電波を使用する。
この仕様は民間航空機における空中衝突防止装置と共通。
動作モード †
IFFの動作には複数のモードが存在する。
以下にその概要を示す。
モード名 | 概要 |
Mode 1 | 軍用、航空管制(AWACS?等)において使用。 返答できるパターンが64通りしかないため、対象の識別には使われない。 |
Mode 2 | 軍用、航空機を識別するために使用。 返答パターンが4,096通りある。 |
Mode 3/A | 航空交通管制との交信用。信号の規格は航空交通管制と共通。 空港管制側で計器飛行中の各機に4桁のユニークIDを割り当て(有視界飛行中は固有ID「1200/1400」を使用)、「Mode C」と共に使われる。 |
Mode C | 高度応答。質問信号に対して、自機の高度を返答する。 「Mode 3/A」とあわせて用いられる。 二次元レーダーしか備えていない空港・飛行場では、これが対象機の高度を知る唯一の手段となる。 |
Mode 4 | 軍用の暗号信号。本来の敵味方識別に用いる。 |
Mode S | 質問信号とは別途に識別信号を設定し、個別の航空機のみから応答を引き出す。 「Mode 3/A」と互換性あり。 通信圏内に多数の航空機が存在する場合に、各機から一斉に応答が返ってきて混信を起こすのを防ぐ。 |