【定期運送用操縦士】(ていきうんそうようそうじゅうし)

Airline Transport Pilot License(ATPL)*1.

日本の航空法で定められている、航空機パイロット航空士)の資格のひとつ。

主に民間航空会社において、定期航路に運行される旅客機貨物機機長として航空機を操縦する。
そのため、資格を得るには飛行時間で表される飛行技量の他にも高い要求項目があり、パイロット資格の中ではもっとも取得が困難になっている。

業務範囲は、航空法により

  1. 事業用操縦士の資格を有する者が行うことができる行為
  2. 機長として、航空運送事業の用に供する航空機であって、構造上、その操縦のために二人を要するものの操縦を行うこと。
  3. 機長として、航空運送事業の用に供する航空機であって、特定の方法又は方式により飛行する場合に限りその操縦のために二人を要するもの(当該特定の方法又は方式により飛行する航空機に限る。)の操縦を行うこと。

とされている(ただし、航空運送事業の機長として業務に就くにはこの資格に加えて「機長認定」も必要)。


*1 Airline Transport Pilot Certificate(ATP)やAirline Transport Pilot Rating(ATR)と訳されることもある。

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