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【超音速旅客機】 †
Supersonic Transport (SST)
マッハ1以上で巡航することのできる旅客機のこと。
1960〜1970年代、航空輸送のさらなる高速化を期待して多数の開発計画が立案された。
しかし、超音速巡航は超大出力エンジンが不可分であり、それは必然的に燃費の悪化を招いた。
超音速を前提とした設計は工学上の選択肢を狭め、不十分なペイロードしか持てなかったために採算性はさらに悪化。
加えて、音速を超える際の衝撃波が強烈な騒音と地上設備の損耗を招く危険性があった。
こうした制限ゆえ、実用化にこぎつけた機体は2機種のみである。
このうち、旧ソ連のTu-144は早々に退役。
コンコルド(英国・フランス共同開発)は政治的理由から破棄が許されず、運用寿命まで延々と赤字運営を続けた。
現時点において商業的に成功した超音速旅客機は出現しておらず、今後も出現しないものと予測されている。
現在でも超音速巡航に関する工学上の研究は行われているが、上記の課題を解決する目処は立っていない。
関連:極超音速旅客機 QSST B747 コンコルド症候群