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*&ruby(ちゅうぶこくさいくうこう){【中部国際空港】}; [#i15e157c] 愛知県常滑市沖の伊勢湾海上の人工島に建設され、2005年に開港した[[空港]]。~ 愛称は「セントレア」(("Central"と"Air"を組み合わせた造語で、本空港の所在する人工島一帯をあらわす常滑市の一地名ともなっている。))。~ [[航空券]]・時刻表では「名古屋(中部)」と表記されることもある。~ ~ ([[東京国際空港]]、[[成田空港]]を擁する)首都圏や([[関西国際空港]]を擁する)近畿圏に比べて周辺人口が少ないことから、地方空港からの乗り継ぎ([[ハブ・アンド・スポーク]]方式)による日本国外への渡航需要喚起や国内外への航空貨物の流通を推進しているが、現実には開港以来、様々な要因から国際線・国内線とも就航便数が減少し続けており、今後の課題となっている。~ **不振の要因 [#w46b5c9c] 本空港の利用が伸び悩んでいる原因については~ 「(羽田・成田や関空に比べて)近隣に大企業の本社が少ない」~ 「東海道・山陽新幹線の増発で西日本方面への旅客需要が奪われた」~ 「空港施設利用料が高い」~ などの問題が指摘されている。~ ~ また、2000年代後半以後の全世界的景気後退も要因として指摘されている。 >しかしながら、旅客・貨物双方の利便性は決して悪いとはいえないのも実情である。~ 新幹線の到着するJR名古屋駅から空港までは[[鉄道]]で最短28分であり、すぐ近くに名古屋港を擁する他、貨物ターミナルにも海上荷役機能を備え、航空貨物を直接船積みできるようになっている。~ 加えて、周辺地域は重工業や航空産業などが盛んな中京工業地帯であり、下地は整っていると言えるだろう。 **空港情報 [#p38392a6] |種別|拠点空港(会社管理・旧[[第一種>第一種空港]])| |[[滑走路]]|3,500×60(18/36)| |3レターコード|NGO((旧名古屋空港(現在の[[名古屋飛行場]])のものを継承している。))| |4レターコード|RJGG| |[[ILS>計器着陸装置]]|あり| |設置・管理者|中部国際空港株式会社| **所在の官公庁航空組織 [#b0351216] -[[海上保安庁]]第四管区海上保安本部 --中部空港海上保安航空基地([[ベル212>UH-1]]及び巡視艇1隻を装備) **余談 [#re2e3dbd] -前述の貨物流通を促進するため、本空港は所轄の名古屋税関により「総合保税地域」に指定されている。~ このため、本空港に陸揚げされた外国貨物は関税の支払いを留保したまま「一時保管」「第三国への再移出」「加工・製造」及び「展示・使用」ができる。 -本空港の管制塔は、東海地方に所在する各空港・[[飛行場]]の進入管制及びターミナル[[レーダー]]業務も併せて行っている。~ -本空港の[[管制塔]]は、東海地方に所在する各空港・[[飛行場]]の[[進入管制>航空交通管制]]及びターミナル[[レーダー]]業務も併せて行っている。~ 対象は[[名古屋飛行場]](旧名古屋空港)((飛行場管制及び着陸誘導管制は、隣接する[[航空自衛隊]]小牧基地所在の「小牧管制隊」が行っている。))、[[航空自衛隊]][[小牧基地>名古屋飛行場]]・[[岐阜基地>岐阜飛行場]]・[[浜松基地>浜松飛行場]]、[[陸上自衛隊]]明野駐屯地など。