【地形追随飛行】(ちけいついずいひこう)

Contour-Flight,Nap-of-the-Earth(NOE).
「匍匐飛行」とも。

レーダーによる被発見率を下げるため、山や谷あい、地表数十メートルを飛行すること。
巡航飛行と対比して、障害物が多く空気密度の濃い低空を飛行するため、レーダーや目視での発見を遅らせることが出来るが、燃費が悪く、機体や操縦士に余分な負担をかける欠点がある。
よって、危険空域近くで行われることが多い。

現在の戦闘機特殊作戦機は、FLIRLANTIRN地形追随レーダーの装備により、昼夜問わずにオートパイロットで飛行することができる。

アメリカ陸軍では、ほぼ一定の対気速度で、障害物や地面に沿うように高度を変化させる場合を「Contour-Flight」、速度も高度も変化させる飛行を「Nap-of-the Earth(NOE)-Flight」と呼んでいる。
もちろん、NOE飛行が最も低高度かつ燃費が悪い。

関連:シースキミング 超地平レーダー


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