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*&ruby(たんようき){【単葉機】}; [#cda558e0]
左右両側に主翼が各1枚の[[飛行機]]。~
左右両側に一枚ずつ主翼が取り付けられている[[飛行機]]。~
胴体部分のどこに取り付けるかによって、[[低翼]]機・[[中翼]]機・[[高翼]]機に分けられる。~
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最初に開発されたのは1930年代で、初期のものとしてはドイツ・[[メッサーシュミット]]社の[[Bf109]]、ソビエト・[[ポリカルポフ]]の[[I-16]]、日本・[[三菱重工]]の[[九六式艦上戦闘機]]などがあげられる。~
単葉機は[[複葉機]]に比べて空力的に洗練されており高速度である。~
ちょうど同時期に[[第二次世界大戦]]が勃発し[[飛行機]]の必要性が高まったことと、密閉型コクピットと[[引き込み脚]]が開発されたことで、[[飛行機]]の速度は飛躍的に増大した。~
現在の飛行機は殆どが単葉機である。~
[[複葉機]]に比べて得られる[[揚力]]が低く、[[失速]]の危険が大きい。~
しかしこれは空気抵抗を受けにくいという事でもあり、急激な加速にも耐え、より高い[[巡航速度]]を維持できる。~
[[エンジン]]出力が高い機種に向く構造で、技術の発達した現代ではほぼ全ての飛行機が単葉機である。~
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なお、胴体に対する主翼取り付け位置により、[[低翼]]機・[[中翼]]機・[[高翼]]機に分けられる。~
航空機技術の黎明期には[[戦闘機]]向けの構造とみなされてきた((史上最初の[[戦闘機]]と言われる[[モラーヌ・ソルニエL]]や[[フォッカーE.I]]は1915年製ながら単葉機である。))。~
しかし[[エンジン]]技術の成熟と共にシェアを拡大し、1930年代ごろから[[複葉機]]に代わる[[飛行機]]設計の定石として定着した。~
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関連:[[複葉機]] [[三葉機]]
関連:[[複葉機]]


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