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【多連装ロケットシステム】 †
Multiple Launch Rocket System (MLRS)
ロケット弾の集中運用を想定する自走砲。「自走ロケット砲」とも。
連射速度が早く、短時間のうちに全弾撃ち尽くして膨大な投射弾量を叩き出す事が可能。
反面で精度は低く、半数必中界が非常に広い。誤射の回避は困難。
また、ロケット弾は爆薬量あたりの重量・単価が非常に不経済で、兵站への負荷が重い。
さらに、ロケットエンジンの噴煙が大量に発生するため発射位置が露呈し易い。
事前の作戦に基づいて多数を集結させ、広い地域全体に制圧射撃を叩き込む運用が想定される。
継戦能力は低いため、短時間で全弾撃ち尽くして素早く撤退する。
多くは攻撃後に突撃が敢行されるが、これに対する事後の支援は基本的に行わない。
継続的な火力支援が必要な場合、ロケット砲ではなく自走榴弾砲や戦車が投入される。
関連：クラスター爆弾
各国の主な多連装ロケットシステム †
- アメリカ
- ドイツ
- ネーベルヴェルファー
- パンツァーヴェルファー
- 8cmロケット弾発射機
- 8.8cmロケット弾発射機43型*2（プップヒェン）
- LARS
- ネーベルヴェルファー
- ソ連/ロシア
- BM-8/-13「カチューシャ」
- BM-14
- BM-21 グラード
- BM-24
- BM-25
- BM-27 ウラガン
- BM-30 スメルチ
- TOS-1 ブラチーノ
- BM-8/-13「カチューシャ」
- 日本
- 四式二十糎噴進砲
- 十二糎二十八連装噴進砲
- 67式30型ロケット弾発射機
- 75式130mm自走多連装ロケット弾発射機?
- 四式二十糎噴進砲
- 中国
- 89式122mm自走ロケット砲
- 96式300mm自走ロケット砲
- 衛士1B（WS-1B）302mm自走ロケット砲
- 89式122mm自走ロケット砲
- 台湾
- RT2000自走ロケット砲「雷霆」
- 「工蜂6型」117mm自走ロケット砲
- RT2000自走ロケット砲「雷霆」
- 韓国
- KM136「九龍」 130mm自走ロケット砲
- KM136「九龍」 130mm自走ロケット砲
