- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- 設計運動速度 へ行く。
- 1 (2017-11-05 (日) 14:39:27)
- 2 (2017-11-06 (月) 17:59:11)
【設計運動速度】 †
corner velocity
航空機がその機体の運動性で耐えられる最大限の運動(旋回)を行える速度。
設計運動速度未満の低速で最大限の旋回を行おうとすると、機体の耐久限界に達する前に揚力を失って失速する。
設計運動速度以上の高速で最大限の旋回を行おうとすると、遠心力によるGが強くなりすぎて機体が断裂・損壊する。
機体がどの程度の旋回を行えるかは速度によって変化する。
物理学に基づいた数学的推定は可能だが、実際の操作中に判断するならパイロットが体感的に覚えるしかない。
機種ごとに旋回時の挙動は異なるため、パイロットは機種転換のたびに速度と旋回性能の関係を改めて体得し直す事になる。
設計運動速度の算出法 †
誤差は生じるが、おおむね計算式で機体の設計運動速度を推定できる。
Va = Vs × √Nmax
Va = 設計運動速度
Vs = 水平飛行での失速速度
Nmas = 制限荷重倍数(機体が自重の何倍までの加重に耐えられるか=何Gまでの加速に耐えられるか)