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*&ruby(せいしえいせい){【静止衛星】}; [#r48db230]
[[人工衛星]]のうち、地球から見て静止しているように見える(地球の自転と同じ周期で地球軌道上を公転している)衛星。~
現行の技術では赤道上空、高度約3万5786キロメートルの円軌道上でのみ運航されており、この軌道を「静止軌道」と呼ぶ、~
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地球重力場の偏向・太陽の輻射圧・月の引力などの影響を受けるため、静止を維持するために適宜[[推進剤>燃料]]を消費して軌道を修正する必要がある。~
搭載する[[推進剤>燃料]]の[[デルタブイ>航続距離]]が、静止衛星として機能を維持できる限界寿命となる。~
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地上との位置関係が固定される事は[[人工衛星]]の用途において極めて都合が良く、放送・通信・気象観測を目的とする[[人工衛星]]はもっぱら静止衛星として打ち上げられる。~
このため静止軌道上は[[人工衛星]]で過密状態にあり、衝突事故を起こす懸念が強い。~
制御途絶して[[スペースデブリ]]化すると極めて危険なため、静止衛星は寿命が尽きる前に高度を上昇させ「墓場軌道」へ廃棄するよう国際条約で定められている。


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