【晴嵐】(せいらん)

晴嵐(略符号:M6A)は第二次世界大戦期に愛知航空機が開発、日本海軍で運用された水上特殊攻撃機*1

解説

大型潜水艦「伊-四〇〇」での運用を目的に開発された単発単葉の水上機で、最大800kgまでの爆装が可能。
容積の限られる潜水艦への収容のため、主翼や尾翼に折り畳み機構を備えた。
また、フロートは艦内に取り外した状態で保管し、出撃時にはすぐに取り付けることが可能だった。

なお、試製晴嵐改または南山(略符号:M6A1-K)として制式化された、通常の着陸装置を備える陸上運用が可能な練習機型が開発されている。


*1 特別攻撃機、すなわち特攻機ではない。

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