- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- 親衛隊 へ行く。
- 1 (2007-06-26 (火) 23:19:48)
- 2 (2007-06-27 (水) 23:36:56)
- 3 (2007-09-12 (水) 22:39:12)
- 4 (2008-12-19 (金) 22:24:06)
- 5 (2009-06-24 (水) 21:31:16)
- 6 (2010-07-20 (火) 21:32:26)
- 7 (2011-06-11 (土) 07:00:03)
- 8 (2011-08-06 (土) 10:32:50)
- 9 (2013-02-10 (日) 18:48:12)
- 10 (2013-02-11 (月) 07:42:32)
- 11 (2013-02-12 (火) 23:01:32)
- 12 (2013-02-13 (水) 15:23:58)
- 13 (2014-10-18 (土) 04:51:47)
- 14 (2021-03-09 (火) 19:02:07)
- 15 (2022-03-03 (木) 18:03:55)
- 16 (2023-04-23 (日) 11:11:22)
【親衛隊】 †
praetorian
国家要人の身辺警護を任務とする部隊。
一般に人事や兵站についての高い優先権を持ち、また規律の厳格な精鋭部隊である事が多い。
基本的に陸軍から選抜されるが、政党や個人のための私兵として組織される場合もある。
歴史は古く、暗殺・クーデターを阻止するための抑止力として古代から設けられていた。
しかしその意図とは裏腹に、親衛隊そのものが暗殺・クーデターの実行要員となった例も数多い。
親衛隊はその士気を保つため、また任務の性質上、国家の伝統・歴史・思想に知悉する事を求められる。
結果、愛国心から改革を主張する人間を輩出しやすく、またその主張に対して理解を得やすい環境が醸成される。
さらに、親衛隊を掌握すれば無血でのクーデター*1が可能になるため、政治的浸透において最重要な標的の一つとなる。
これは民主主義の議会政治においては疎ましい事であるが、君主制の社会では自浄作用としても機能した。
絶対権力を持った君主の座を巡る権力闘争において、世代ごとの暗殺・クーデターはまず避けられない。
しかし、親衛隊という「協力を得られれば政治的勝利が確定する集団」の存在はそうした暴力を抑止する。
親衛隊は王を護衛する立場であると同時に、愚かな君主を穏便に失脚させる役割も担っていた。