【浸水】(しんすい)

船や家屋などに水が入り込むこと。

〜船の浸水〜
船は内部に水密区画?を持つことにより浮力を得ている。その船体の外壁が損傷することにより、浸水が発生する。人為的に損傷する要因としては、衝突(船同士や氷山等)や攻撃(魚雷爆弾等)が上げられる。また天候では、大時化の時に波により船体が捻じ曲げられ破損したり、波を被りつづけたり転覆することにより、甲板?から浸水することもある。
現在の民間大型船は2重底と水密構造?を持つ小区画からなっている。そのため、多少の破損では沈没することは無い。軍艦ともなれば、攻撃に耐える必要から多区画構造になっている。
また、船はある程度の予備浮力?を持っているため、多少の浸水が起こっても耐えることが出来る。だが、速度の低下は避けられない。
船のある一部分が浸水すると船体のトリムが変化して転覆する危険等があるため、意図的にバラストタンクに注水してトリムを取る。このため、片舷のみの浸水の被害は両舷よりも大きくなる。
深深度にいる潜水艦にとっては、水圧のため海上よりも浸水が酷く亀裂が大きくなるため、どんな小さな浸水原因でも致命的になりうる。


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