【場外離着陸場】(じょうがいりちゃくりくじょう)

日本における飛行場の種別のひとつで、設置・運用基準を空港飛行場より緩和したもの。

本来、日本国内において航空機は、空港等以外の場所へ離着陸を行ってはならないと定められている(航空法第79条)。
しかし、国土交通省や電力会社などの団体による離着陸施設の維持・管理、警察や消防による捜索救難活動、ドクターヘリの活動、グライダーや軽航空機によるスカイスポーツなどの活動において、すべての離着陸施設を空港]や飛行場と同様の基準に整備するのは(費用面で)困難であるため、一定の条件を満たした施設について基準を緩和し、国土交通大臣の許可により航空機の離着陸を行えるようにしたのが場外離着陸場である。

施設の形態は様々であり、飛行場に類似した施設からグライダーの滑空場、病院や発電所などに設けられたヘリパッド、災害発生時やドクターヘリの離着陸に用いられる学校のグラウンドや駐車場*1まである。


*1 これらは「防災対応離着陸場」と呼ばれ、設置基準がより緩和されている。

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