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【重力ターン】 †
宇宙空間を航行する際、天体の重力を利用して機体を旋回・加速・減速させる事。
「重力スリング」「スウィング・バイ」「フライ・バイ」「重力推進」とも。
あえて天体の近傍を通過して重力圏内に進入し、重力に引き寄せられる作用に乗って軌道を変える。
この時、軌道制御を誤ると想定外の進路に進んでしまったり、周回軌道から脱出できなくなったり、落下・墜落する恐れがある。
また、天体は公転しているため、その重力は公転軌道に沿うようなベクトルをもって作用する。
このため、公転軌道から見て後方を通過すると重力によって機体が加速され、逆に前方を通過すれば減速する。
公転速度が速いほど、重力圏から脱出する(または脱出不能になる)までに利用できる位置エネルギーの総量も大きくなり、より強く加速・減速できる。
現行のロケットエンジン推力は宇宙航行に際して非常に心許なく、地球軌道から離れた宇宙航行では重力の作用を無視できない。
ことさら、複数の天体を経由したり、太陽系の外に脱出するような航行計画では重力ターンを積極的に実施する必要に迫られる。