【散弾銃】(さんだんじゅう)

Shotgun
小さな球状の弾丸(ショットシェル)を広範囲にまき散らす至近距離向きの火器。 ショットガンとも呼ばれる。
その口径は「ゲージ」で表され、12番ゲージ(18.2mm)が一般的である。射程は40〜50mほどで、発射された弾丸は約1mほどに拡散する

本来は狩猟用だが、有効射程内では極めて高いマンストッピングパワーと攻撃力を誇るため、特殊部隊や一部の通常部隊でも装備されており、対人以外にCQB等で建物突入時にドアの蝶番の破壊にも使われる。
(ただしショットシェルが鉛むき出しであり、また治療困難な傷を負わせるため、建前上はハーグ陸戦条約によって戦争での使用が禁止されている)

装填の機構に関しては、手動式(ポンプアクション・レバーアクション・中折れ式)や自動式(セミオートフルオート)が存在するが、ともに一長一短であり、
手動装填式はレミントン?社のM870シリーズ、自動装填式はベネリ?社のM1シリーズがそれぞれ有名である。

現在の日本では、狩猟または競技用途においてのみ所有が許可される。
弾倉装弾数が2発以内、口径12番以内、フルオート禁止などの制限があるものの、条件を満たせばセミオート式の所持も可能である。
(熊狩りなどの特別な用途においては、8番が許可される場合もある)

関連:トレンチガン ライアットガン


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