【攻撃空母】(こうげきくうぼ)

アメリカ海軍に一時期存在した、航空母艦の一種。艦種記号は"CVA"。(原子力空母の場合は"CVAN")
事実上、正規空母を指す言葉である。空母の担っていた対潜水艦任務が対潜空母に分担されたため、それ以外の正規空母をこう呼んだ。
あくまで対潜空母と区別するための言葉であり、対潜空母とともに登場し、対潜空母とともに消滅した。
(具体的には対潜空母登場の1952年から、ニミッツ就役直後の1975年まで使用された)
それまでの攻撃空母は正規空母に改称され、対潜機対潜ヘリコプターなどが搭載されるようになった。

政治的観点において「攻撃空母」という言葉は、相互確証破壊を実現するための核報復力としての意味合いもあったようだ。
しかし実際には戦略核の運用能力を持たないエセックス級まで攻撃空母に分類される場合もあり、必ずしもすべての攻撃空母が十分な核報復力を持っているとは限らなかった。

関連:大型空母


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