*&ruby(たてやまこうくうきち){【館山航空基地】}; [#n4634212]
JMSDF Tateyama Air Base.~
~
千葉県館山市に所在する[[軍用飛行場>飛行場]]。~
[[海上自衛隊]]が部隊を駐留させており、[[哨戒ヘリコプター>対潜ヘリコプター]]の基地として用いている。~
>また、ヘリポートとしては日本最大規模のヘリポートでもある。
本飛行場の歴史は、1923年の関東大震災で隆起した浅瀬に、1930年に[[旧日本海軍>日本軍]]が[[飛行場]]を造成したことに始まる。~
東京湾の防備を担当する海軍航空隊の主要基地として、[[艦載機]]・[[水上>水上機]][[偵察機]]や[[飛行艇]]部隊が展開し、[[大東亜戦争]]終戦直前には[[連合軍>連合国（第二次世界大戦）]]の本土上陸侵攻に備えて多数の[[掩体壕>掩蔽壕]]が設置された((これは現在も残っている。))。~
~
終戦後、[[アメリカ軍]]がこの地に上陸して直接占領し、4日間だけ[[軍政]]を敷いた。~
これは本州で唯一、アメリカ軍の軍政が敷かれた例でもある。~
~
その後、[[保安庁警備隊]]がこの地に航空基地を開設し、[[ベル型ヘリコプター>ベル47]]による操縦訓練を開始した。~
以後、保安庁警備隊を受け継いだ[[海上自衛隊]]の航空基地として現在に至っている。~
~
現在、本基地には[[自衛艦隊]]航空集団隷下の「第21航空群」司令部が所在しており、本基地所在の第21航空隊の他、第23航空隊（京都府・舞鶴基地所在）・第25航空隊（青森県・大湊基地所在）を隷下に置き、[[護衛艦]][[搭載ヘリコプター>艦載機]]の基地として用いられている他、[[海上保安庁]][[羽田基地>東京国際空港]]所属のヘリコプターも、離着陸訓練のため頻繁に利用している。~
また、2008年には[[厚木航空基地>厚木海軍飛行場]]・[[下総航空基地]]から救難ヘリコプター・[[UH-60J>UH-60]]が移動し、[[捜索救難]]活動にもあたっている。~
>2009年までは南極観測船（砕氷艦）「[[ふじ]]」→「[[しらせ]]」の飛行科も所在し((現在は[[岩国航空基地>岩国飛行場]]に所在し、機体も[[CH-101>AW101]]に代わっている。))、[[S-61A>SH-3]](([[初代しらせ>SHIRASE（気象観測船）]]で使用されていた1機が本基地で展示保存されている。))や[[OH-6]]も配備されていた。~
**空港情報 [#sf338f28]
|種別|軍用|
|[[滑走路]]|300m×45m(09/27)|
|3レターコード|なし|
|4レターコード|RJTE|
|[[ILS>計器着陸装置]]|なし|
|設置・管理者|日本国[[防衛省]]（[[海上自衛隊]]）|
~
**配備部隊 [#rc585202]
-第21航空群
--第21航空隊
---第211航空隊：[[哨戒ヘリコプター>対潜ヘリコプター]][[SH-60K>SH-60]]×約10機
---第212航空隊：[[哨戒ヘリコプター>対潜ヘリコプター]][[SH-60K>SH-60]]×約10機
---第213航空隊：[[救難ヘリコプター>救難機]][[UH-60J>UH-60]]×約3機
--第21整備補給隊
--館山航空基地隊
-館山システム通信分遣隊
-[[横須賀地方警務隊館山警務分遣隊>警務科]]
