*&ruby(うちゅうひこうし){【宇宙飛行士】}; [#k3eccbe9]
(露)&ruby(コスモノート){космонавт}; (kosmonavt).~
(米)&ruby(アストロノート){astronaut};.~
(中)宇航員、太空人(タイコノート).~
>上記の区別は「どの国で訓練を受けたか」によって変わるため、「アメリカ人のコスモノート」や「日本人のコスモノート」なども存在する。

地球の大気圏外において、[[宇宙船]]の操縦や科学実験などの業務を行う人員。~
~
ロシアやアメリカではそれぞれ「宇宙飛行士」としての資格を設けているが、国際的な統一基準はない。~
現在では慣例的に「一度でも宇宙に行った人」を宇宙飛行士としているようであるが、何が「宇宙飛行」であるかの判断には国により幅がある。~
>たとえばロシアでは、有人宇宙飛行については「弾道飛行」も宇宙飛行としている。~
一方、[[アメリカ軍]]では[[高度]]50[[海里]](=92.6km)、[[アメリカ連邦航空局]]では80km以上を宇宙空間と定義しているため、アメリカ軍では定義以上の高度を飛行した[[航空機]]の[[エビエーター]]すべてに宇宙飛行士徽章を与えている。

>なお、日本人に関しては、かつての「宇宙開発事業団」や同事業団の後身である[[JAXA]]所属の飛行士を「宇宙飛行士」としている。

宇宙開発初期の頃は「無事に帰ってくる事」が最優先され、過酷な打ち上げ((ロケットの打ち上げに際しては10[[G]]もの[[重力]]がかかっていた。))に耐える体力と不測の事態への対処能力が重視された事から、主に軍の[[戦闘機]][[パイロット>エビエーター]]や[[テストパイロット>エビエーター]]から選抜されていた。~
近年では科学研究が主体になり、研究者が訓練を受けて宇宙飛行士になるケースが多いが、船長や操縦士としてパイロットが選抜されている。~
また、ロボットアームの操作にはパイロットとしてのセンスが役に立つとされる。


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