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*&ruby(あんぜんせん){【安全線】}; [#r343a97d]

Safety lock wire
Safety lock wire.~
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ネジの緩み留めに用いられる針金。~
[[航空自衛隊]]では、英語の「Safety lock wire」の略である「セフティ」と呼ばれることが多い。~
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ネジは[[加速度>G]]や振動などの負荷を受けると徐々に緩み、最終的に脱落する。~
これを防ぐために安全線をネジに噛ませ、連結させたり固定部に結びつけて脱落を防止する。~
安全線を想定したネジは、頭部に針金を通すための穴が複数個設けられる。~
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また、[[戦闘機]]の[[マスターアームスイッチ]]を安全線で固定する事もある。~
これにより、安全線が千切られた形跡がなければ[[不時発射>誤射]]であったとわかる。~
ただし、この措置が緊急時の生還を困難にするのは明白であるため、普通は行われない(([[航空自衛隊]]のような極度の[[軍政]]的制約がない限り、「先制攻撃を行わなかった事を証明するために[[パイロット]]を死なせる」事はふつう正当化できない。))。~

ボルト・スクリュー(ネジ)の緩み留めに用いられる針金。~
[[航空自衛隊]]では、英語の「Safety lock wire」の略である「セフティ」と呼ばれることが多い。

ボルト・スクリューは特性上[[G]]や長時間の振動などの高い負荷が掛かると緩んだり、脱落してしまうことがある。~
航空機の場合、部品の脱落は墜落等の重大事故へ直結する為、安全線によりボルト・スクリュー同士を連結あるいは動かない部品などに結びつけ、緩み・脱落を防止する。~
このため航空機に使用されるボルト・スクリューはヘッド部分に安全線を通すための穴が複数個設けられているのが一般的である。


また、[[航空自衛隊]]においては実弾を搭載した戦闘機の[[マスターアームスイッチ]]に[[パイロット]]の発射の意思を確認する為((1995年に発生したF-15撃墜事件の際、当初パイロットの操作による発射か故障による不時発射なのかが争点になった為である。))に取り付けられ、パイロットは発射操作の際に安全線を引きちぎり、マスターアームスイッチをON状態にする。


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