【安全線】 †
Safety lock wire.
ネジの緩み留めに用いられる針金。
航空自衛隊では、英語の「Safety lock wire」の略である「セフティ」と呼ばれることが多い。
ネジは加速度や振動などの負荷を受けると徐々に緩み、最終的に脱落する。
これを防ぐために安全線をネジに噛ませ、連結させたり固定部に結びつけて脱落を防止する。
安全線を想定したネジは、頭部に針金を通すための穴が複数個設けられる。
また、戦闘機のマスターアームスイッチを安全線で固定する事もある。
これにより、安全線が千切られた形跡がなければ不時発射であったとわかる。
ただし、この措置が緊急時の生還を困難にするのは明白であるため、普通は行われない*1。