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*&ruby(ろしあぐん){【ロシア軍】};
*&ruby(ろしあぐん){【ロシア軍】}; [#s428071d]
Вооруженные силы Российской Федерации (露).~
The Armed Forces of the Russian Federation (英).~
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現ロシア連邦の正規軍。~
CIS諸国の独立によりやや変化が見られるが、ほとんど[[ソ連軍]]の特徴をそのまま受け継いでおり、[[陸軍]]、[[海軍]]、[[空軍]]、[[防空軍]]、[[戦略ロケット軍]]で構成される。~
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ロシアは冷戦終結後、資本主義導入など行政改革を断行しその過程で経済が混乱。そのあおりで軍事費がわずか数年で一気に60%も削減されるなどしたため運営が立ち行かなくなっており、現在もその影響を尾を引く。 兵器は[[ソ連軍]]のものをそのまま使用しており、殆どが旧式に分類されるものばかりである。 兵器ショーなどではしばしば新開発の兵器が紹介されているものの、ロシア軍向けではなく兵器会社が自費開発した輸出用であることが少なくない。~
ロシアの兵器会社は実質的にロシア軍からの新規の開発や調達の予算を当分の間ほとんど期待できないことから、各社では独自に営業ルートを開発するなどして生き残りに必死であり、それに加えロシア軍では既存兵器の改修もあまり進んでいないことから、オリジナルより輸出仕様の方が高性能になってしまっているという皮肉なことになっている。~
この予算不足は、単に兵器を調達できないだけでなく、兵士の給与不払い、訓練が十分にできない、兵器のメンテナンスができないなど、軍隊組織としての根幹にも及んでおり、安全面でも危険な状況が続いている。 特に航空機など年に20機前後が墜落するなど、深刻さの度合いはなお増しており、挙句の果てには電気代の不払いにより基地への給電を止められるなど、この手のエピソードには事欠かない。~
ソビエト連邦の崩壊後、旧[[ソ連軍]]の軍権を継承するものとして創設された。~
創設当初は「独立国家共同体」(ソビエト連邦に組み込まれていた旧独立国家の群)の[[統合軍]]となる事が目論まれていた。~
しかし構成国が各地の残存[[部隊]]を接収して独自の軍を設立したため、この計画は頓挫。~
1992年に[[統合軍]]の創設を放棄し、ロシア連邦軍として創設された。~
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[[軍事革命]]にも大きく立ち遅れており、人員の削減と合理化を進めている。~
同時期、ロシア新政府が行った行政改革により、性急な資本主義導入などの影響で経済的混乱が発生。~
その煽りを受けて軍事費が極度に削減され(数年で60%削減されたとも)、[[兵站]]に重大な瑕疵を負っている。~
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兵器の更新は長年滞っており、旧ソ連時代の旧式兵器が未だに運用され続けている。~
ロシア国内の軍需産業も新兵器の輸出を盛んに働きかけているも、ロシア国内にどれだけ納入されているかは不透明である。~
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また、予算不足の悪影響は兵器更新のみならず保守整備・訓練・人件費にまで及んでいる形跡がある。~
兵士の給与不払い、整備不良による[[墜落]]事故の多発、電力会社とトラブルを起こして給電を停められるなど、深刻な事態が度々報告されている。

>ロシアは長大な国境線に兵力を分散せざるを得ない国情から、軍隊についても相応の地域格差があると考えられる。~
係争地などへの軍事介入を担う一線級の戦力と、長閑な二線級の予備戦力とでは当然実情も異なるだろう。~
その上で、上記の問題点について個々の事例がどの軍管区で発生しているのかもあまり定かでない。

関連: [[ウォッカ]]  [[ウラー]]

**3軍種2兵科 [#rda33133]
-[[ロシア陸軍]]
-[[ロシア海軍]]
-[[ロシア戦略ロケット軍]]
-[[ロシア航空宇宙軍>ロシア空軍]]
-[[ロシア空挺軍>空挺部隊]]

>旧ソビエト連邦[[鉄道]]部隊局がロシア連邦軍に編入されたという説もあるが、詳細は不明瞭。


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