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【リンクス】 †
Westland Lynx
英仏の陸海軍で使用することを前提に設計された、ウェストランド社(現アグスタウェストランド)製の軍用ヘリコプター。初飛行は1971年。
シュド・アビアシオン(現ユーロコプター)も開発に参加し、ライセンス生産もおこなっている。
UH-1よりも高性能な機体として開発され、アルーエト3?などの後継機として用いられている。
エンジンとしてロールスロイス?・ジェム ターボシャフトを双発で備え、ローターはグラスファイバーやチタニウムを用いた4枚ブレードの折り畳み式で、当初から海上運用が意識されている。
とはいえ陸上型と海上型では機体構造に差異があり、海上型がランディングギアを備えているのに対し、陸上型ではランディングスキッドを備えテイルブームの折り畳み機構も省略されている。
リンクスMk.8ではBERP(英国実験ローター計画)に基づき改良型のローターを装備し能力向上を果たしている。このBERPローターは旧型にも改修装備されたほか、AW101にも活かされている。
- リンクスMk.1: イギリス陸軍向け汎用型。TOW?を搭載可能。
- リンクスMk.2: イギリス海軍向けの対潜・対艦哨戒型。
- リンクスMk.3: Mk.2のエンジン強化型。
- リンクスMk.4: Mk.3のフランス海軍向け。
- リンクスMk.8: 各部を改良し、BERPローターを装備した性能向上型。愛称「スーパーリンクス」。
- リンクスMk.9: Mk.8に空対空ミサイルを装備した、イギリス陸軍向け改良型。愛称「バトルフィールドリンクス」。